熱い親たち
高校の部活の応援に初めて行ってみた。
中学校のときは自ら世話人を引き受けていたり、会場が徒歩圏内だったりでしばしば応援に行っていた。
その感じとは全く違う。人数多くて座る場所がないほどにぎわっていた。
選手に罵声を浴びせるような保護者はいなくて、ちょっとほっとしたけれど、余裕の試合展開に応援の手を抜いているこどもらに親が怒鳴り込んだ・・・。
まあ怒られてもしかたない。相手の学校も負けたら引退の試合。それを消化試合だから応援しなくていいと試合に出ていない上級生に言われ、一年が黙り、それを親が叱る・・・。
マナーが悪いのだ。その中心にいる子どものことを他の学年の親は苦々しく思っていて、試合後そんな話が噴出していた。
練習の態度が悪くて試合に出られないようになっているらしい。
その話のなかで、その子の家は上のお子さんも、両親も出来がよく、彼だけが勉強もせず、部活でも問題行動をおこしているというエピソードが。
典型的なパターンでしょうか。
その場の雰囲気としては、その子をどうにかしてあげたいというよりは、やめてほしい、とみんな思っているようす。
帰宅後息子に応援で叱られたことをどう思うか聞いたら「自分が言われたわけじゃない」とか「でも勝ったからいいじゃん」だって。うーーん。そうじゃないだろ・・・。
要するに、意図は伝わっておらず、上級生に言われたからということもあるけど、勝てる試合だからまぁいいんじゃない?と1年生たちも思っていたということだ。
状況や云わんとしていることが読めていない。ちょっとおバカなのか、性格も問題か。次の試合のために待機していた難関校(学業)の子どもたちの雑談や態度物腰が凛としていたのを思い出し、羨ましい気持ちは否めない。